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【臨床病理】
日常業務である病理診断及び病理解剖を実践し、1)屍体解剖認定資格、2)病理専門医、3)細胞診指導医などの認定資格を取得することを目指します。臨床病理の実践は、下記の研究(実験病理)を行う上でも極めて重要であり、両者は両輪の歯車のように、切っても切れない関係です。従って、当教室では臨床病理の実践が極めて重要と考えております。

臨床病理と研究
 
 



【研究】
当教室は、臨床病理を基盤にして、多くの人体組織の研究を実践して来ました。現在の研究テーマを記載しますが、当教室は何か面白いことがあれば、何でもトライする方針です。研究は、豊かな人間性と視野を拡げることそのものです。

1)肥満と脂肪細胞の臨床病理学、及び細胞生物学を基盤にした生活習慣病、癌、老化の発症機構とその予防法の確立、脂肪組織と生体恒常性(当教室の前教授 杉原 甫が、1986年、世界で初めて、成熟脂肪細胞の培養法を開発した)。
2)癌細胞および癌幹細胞の増殖・浸潤・転移機構の解明とその臨床応用
3)組織再生機構の解明(ES細胞を含む)とその再生医療への応用
4)放射線被曝細胞の分子細胞生物学とその臨床応用
(特に、被爆間質細胞の癌細胞に与える影響: Radiation-induced bystander effect)
5)細胞間及び細胞−細胞外基質相互作用と疾病のメカニズム解析
6)脱パラフィン切片による疾患特異的固定化微小環境の臨床病理学的研究
7)気相―液相界面の分子細胞生物学的研究とその臨床応用
8)流体刺激(Flow stress)の分子細胞生物学とその臨床応用
9)何か、おもしろいこと!

これまでの研究臓器:内分泌系(脂肪組織、甲状腺、副腎、乳腺など)、皮膚、角膜、消化器系(胃、小腸、大腸、肝臓など)、呼吸器系(口腔、喉頭、肺など)、尿路系(腎、膀胱、前立腺など)、骨、骨髄